2021年03月15日 10時00分

新年度に向け、鋼材や生コンなど建設資材の値上がりが目立つ。鋼材は原料の鉄鉱石や石炭の価格が高騰しているためで、形鋼や鉄筋のほか、配管用鋼管や空調用銅管の価格が上昇。生コンは最大市場の札幌で4月以降、1m³当たり2200円の大幅上昇が予定されている。設備向けの配管類やバルブも販売価格が上昇し、ユニットバス、キッチンなど住宅用建材も大手メーカーを中心に値上げになる見込みだ。
2021年03月11日 10時00分

公立はこだて未来大のベンチャー企業、未来シェア(本社・函館)が住民の利便性を向上させるために開発した、バスやタクシーなどを最短、最速で配車できるAI制御の交通便乗サービスSAVS(Smart Access Vehicle Service)が全国で広まり始めている。2013年度に開始した函館市内の実証実験から現在に至るまで、数々の地域で予約に応じて運行する乗り合い型のオンデマンド交通の実用化に成功。現在は、道内の自治体が抱える課題の解消につながるサービスを検討し、さらなる交通の高度化・効率化を図る考えだ。
2021年03月09日 12時00分

ケーワンシステム(本社・札幌)は、幼稚園や老健施設などに設ける屋外ウッドデッキを販売・施工する会社。オリジナル製品のK―1デッキは、本州の商業施設や高層ビルなどで最近使われるようになり、知名度が上がっている。原田慶一社長は「今は責任施工のため北海道と東北、関東が中心だが、将来的には施工指導の仕組みを確立し、全国展開したい」と話している。
2021年03月07日 10時00分
会沢高圧コンクリート(本社・苫小牧)は、カナダのカーボンキュア・テクノロジーズ社とライセンス契約を結び、4月から低炭素コンクリートの供給を始める。化学工場などから排出されるCO₂を液化し、生コン製造時に注入することで永久に封じ込める技術。CO₂排出量の削減に貢献するほか、コンクリート強度を従来品より10%高める効果があるため、高品質化にもつながるという。
2021年03月01日 15時00分

ケーワンシステム(本社・札幌)は、メンテナンス性に優れる屋外ウッドデッキシステム「K―1デッキ」の製品バリエーションを強化している。文教や遮音、耐風圧などに加え、耐震タイプを用意。今後は、落雪に耐えられる積雪寒冷地向けの高耐久仕様を検討していて、幅広い製品ラインアップで市場のさまざまなニーズに応えたい意向だ。