2018年07月02日 08時00分

伊藤組土建(本社・札幌)は6月28日、南幌町内の現場事務所で取り組んでいる燃料電池の実証試験を公開した。気体の水素を約500分の1の液体に変換する「有機ハイドライド方式」を活用したシステム。フレイン・エナジー(同)が開発した発電ユニットを仮設事務所のそばに置き、水素から電力を作り事務所内の照明やパソコン用電源に使っている。今後は、札幌市や北広島市内に装置を移し、同様のフィールド実験を7月いっぱい続ける。
2018年06月29日 17時00分

道内産業などへのVR(仮想現実)の利用活性化を目指し、北海道VR推進協議会準備事務局は27日、札幌市内の道新ホールで発足記念セミナーを開いた。北大大学院情報科学研究科の金井理教授ら有識者が、VRを活用したインフラ整備やまちづくりについて意見を交わした。北海道新幹線札幌駅計画を再現したVRシミュレーションや、3次元モデルを活用した屋内外環境調査手法なども公開。約500人の参加者が道内でのVRの可能性に関心を寄せた。
2018年06月26日 13時00分

民泊運営代行の先駆けとして多くの実績があるMASSIVE SAPPORO(マッシブサッポロ、本社・札幌)は、フロントの無人化が可能になった改正旅館業法を受け、札幌市内に「無人オペレーション型ホテル」を開業させる。12月にも西区八軒と中央区中島公園でオープンする予定。システムの開発から運営まで一貫して賄えるノウハウを生かし、2019年10月までに30件以上の開業を目指す。
2018年06月21日 13時00分

炭鉱のまちを再生可能エネルギーの光が灯す―。スフェラーパワー(本社・京都)の球状太陽電池技術に注目が集まっている。約1―2㍉の電池の粒は、360度から効率よく太陽光を集められ、ガラス窓や繊維素材にも適応可能。工場がある上砂川町では、町内の防災力向上を狙い、ソーラーLEDライト「スフェラースティック」を2019年度から全戸に配布する方針だ。国内外から注目を集める技術の開発には、上砂川の炭鉱の歴史が深く関わっていた。
2018年06月17日 13時00分

函館建設業協会(森川基嗣会長)が安全対策やイメージアップの一環で取り組んでいる目玉シートに関する活用実態調査報告書がまとまった。6割以上が視線を感じると回答し、注意喚起につながったと分析。子どもたちが建設業に関心を持つきっかけにもなっている。調査した地域研究工房の小磯修二代表理事は「目玉シートの意義は気付きにある。見ることによって自主・自発的な行動につながる」と評している。