国土交通省は、技能を映像で学ぶことができる、建設技能トレーニングプログラム(建トレ)を専用ウェブサイトに公開した。現場に従事する技能者が時間や場所の制約を受けずに技能を学び直せるよう、スマートフォンなどで利用できる研修プログラム。基礎編と職長編に加え、指導者編も作成し、中堅層がマネジメント力を習得する機会を提供する。
現場を取り巻く安全グッズが多様化している。アクティオは、クレーン作業時につり荷が回るのを抑える「ジャイロマスター」をレンタル。オアシススタイルウェア(本社・東京)は、機能性とファッション性を両立させた女性用のスーツ型作業着を開発した。ミドリ安全(同)は、熱中症対策の「塩熱飴」シリーズで梅味サプリを発売。河村電器産業(本社・愛知県瀬戸市)は、事務所などでのプラグ出火を防ぐプレトラックコンセットを提案する。今どきの安全グッズを見た。
富桑工業(本社・富良野、福井敏満社長)の関連会社KUWAHARA(同・中頓別、桑原守孝社長)は、富桑工業が保有する鉱山から採掘されるミネラル豊富な貝化石を活用した肥料・飼料の製造工場を中頓別町内に整備している。旧中頓別農高屋体などを改修して設けるもので、総事業費は4億8000万円。現在、主体・設備一括で北海道川崎建機が施工しており、6月末の完成、7月の稼働を目指している。
建機レンタルや産廃処理を手掛けるエコ・テックエナジー(安平町早来新栄161の2、野沢政博社長)は、工事現場などで用いる仮設トイレ「快適ecoトイレ」を製作し、4月からレンタルを開始した。国土交通省が定める「快適トイレ」の標準仕様項目と推奨項目を満たした製品。北海道開発局発注の土木現場などで採用が進んでいる。