木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で評価・表彰する「ウッドデザイン賞2017」(主催・同賞運営事務局)の上位25作品が決まった。道内からは、北清建設(本社・恵庭)と森林保全活動を進める恵庭ふるさと100年の森による「地域の森とつながる『薪ストーブのある家』づくり」がハートフルデザイン部門で林野庁長官賞(優秀賞)に輝いた。
美幌町森林組合(観野寿雄組合長)は、カラマツの住宅用建材生産を本格化させる。含水率を下げ、材のねじれを抑えるコアドライ製法を採用し、増産に向け乾燥機を新たに2基導入。高い強度や無垢(むく)材特有の美しさなどをPRし、地元を中心にFSC認証材の利用拡大を図る考えだ。
北海道開発局は2017年度、コンクリート施工後の表面全体の品質を評価する新技術を試行する。振動を計測するAEセンサを用いた打音検査で、函館開建発注の278号函館市大船大橋下部工(工藤組)に導入。品質確保による構造物の長寿命化と施工技術の客観的評価につなげる考えだ。