道は3日、札幌市内の第2水産ビルで2021年度6回目の公共事業評価専門委員会を開き、国に23年度着手を要望する大規模公共事業の事前評価対象35地区の事業概要を示した。建設部所管分は、総事業費に220億円を見込む雨竜川広域河川改修(幌加内町)や、102億5200万円を投じる3・3・26愛国北園通整備(釧路市)など大型事業がある。愛国北園通では、新釧路川に架かる橋長331mの橋梁新設を計画している。
道は、2022年度から大規模等公共事業の事後評価を試行する。再評価または事前評価を実施した事業完了後5カ年が経過した地区を対象とし、22年度は分担を決めず公共事業評価専門委員会の委員全員で評価。7月下旬に実施地区を決め、必要に応じて現地調査を行い、12月の委員ヒアリングなどを経て、2月の委員会で審議する見通しだ。試行に伴い、従来の完了後報告は廃止する。