札幌市は1日、総額1兆8050億2500万円に上る2022年度予算案を発表した。一般会計は前年度比4.3%増の1兆1616億円で過去最大を更新。10年連続の増額となり、5年連続で1兆円を上回った。新型コロナウイルス感染症対策に加え、8月に迎える市制100周年や次期まちづくり戦略ビジョンを見据え、新たな成長につなげるまちづくりなどを柱とした。一般会計の建設事業費は当初で4.4%増の1045億円を確保し、全会計では1707億円と5.6%伸びた。21年度補正予算案に計上した123億円を加えた16カ月予算の建設事業費は、一般会計で2.7%増の1163億円、全会計で2.6%増の1830億円と前年度を上回る規模となった。
道内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから28日で丸2年になる。オミクロン株で再び感染が急拡大する道内。19日に初めて1日の新規感染者数が1000人を突破したが、27日には2800人も超え、道内全域にまん延防止等重点措置の適用が始まった。デルタ株が主流だった第5波までは、札幌市や旭川市など都市部が中心だった感染も今回は全道域で急増。2年経過してもコロナ禍の混乱から抜け出せない状況が続く。