北海道開発局は14日、大樹町内で行っている自動運転サービス実証実験で、運転手不在による自動走行を実施した。ドライバーが運転席にいない状態で加速や停止、ハンドルの操舵(そうだ)をするもので、完全運転自動化の一歩手前となるレベル4(高度運転自動化)に当たる。この日は町道大樹20号線500m区間を3回直進。このうち100m区間は自己位置の推定に使われる磁気マーカーを埋設しており、検知状況やGPSとの性能差を検証した。
道は、民泊営業を制限する区域などを定める「北海道住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例」(素案)をまとめた。民泊による地域の生活環境悪化を防止するのが狙い。営業制限が可能な4類型のうち小中学校などの周辺は62市町村の597校で指定。住居専用地域は37市町で設定した。札幌市は独自に条例を制定する方向だ。国のガイドラインを待ち、年内にも素案を示し、市民意見を募る見通し。いずれも来年3月の制定が見込まれる。
更別村は、勢雄の村有地17万4352m²を公募型プロポーザル方式で売却する。同方式での村有地売却は初めて。景観や周辺環境に配慮しながら観光や雇用創出につながる事業を展開する民間事業者を対象にする。参加表明書は25日まで受け付ける。
北海道開発局は11日、大樹町内でバスを使った自動運転サービスの実証実験を開始した。積雪期での実証実験は道内初となる。17日まで運転手が監視しながら自動で加速や操舵(そうだ)を制御するレベル2の実験を中心に行う。14日にはドライバーが運転席にいない状態で走行するレベル4の実験も予定している。関係者は最新技術による地域活性化に期待を寄せている。