2021年04月18日 10時00分

北海道オリンピア(本社・札幌)は、紫外線を投射することでサッシ周りなどの雨漏りを調べる「レインボービューシステム」を2021年度から本格展開する。7色の発光色を持つ調査液を使い、雨水の浸入口や浸入経路を特定する工法。先行して事業展開する赤外線外壁診断システムと合わせることで、タイルの浮きや雨漏り箇所など建物のコンディションを的確に把握可能で、建物の長寿命化に貢献できると考えている。
2021年04月06日 15時00分

日鉄防食(本社・東京)のチタンカバー・ペトロラタム被覆(TP)工法を採用した室蘭市発注の室蘭港崎守地区崎守埠頭6号岸壁防食工事が完了した。岸壁の上部を支える鋼管杭をペトロラタム系防食剤で被覆し、チタンの保護カバーで固定して防食する工法で、優れた耐久性を持つ。室蘭港の公共埠頭では初採用。市は「有用性が確認できれば今後も採用し、室蘭港の施設長寿命化に生かしたい」と話している。
2021年04月03日 10時00分

札幌市は3月31日、国指定重要文化財の札幌市時計台について、きょう1日から使用電力を再生可能エネルギー100%に切り替えると発表した。道内の国指定重要文化財としては初。国内外から多くの人が訪れる観光名所であることを生かし、SDGsやゼロカーボンシティの取り組みのPRなどにつなげたい考え。
2021年04月01日 10時00分
北大と秋田大、産業技術総合研究所は30日、深度300mの地中熱利用システムを評価するための実証試験を札幌市内で始めた。北大構内に地中熱用の掘削孔(ボアホール)を設け、簡易熱応答試験と呼ぶ新方式で効果を検証する。大深度システムで実用化の道筋が付けば、商業施設など大規模空間での地中熱利用が限られた敷地でも可能になるため、普及に向けた主要技術の一つとして成果が注目される。
2021年03月30日 10時00分

大成建設と会沢高圧コンクリート(本社・苫小牧)札幌白石工場は、設計基準強度100N(ニュートン、1平方㍉当たり)の高強度コンクリートで国土交通大臣認定を共同取得した。北8西1地区第1種市街地再開発事業の複合ビルで使われ、22日に最初の打設を終えた。道内で100Nのコンクリートが打設される現場は初めて。建物の超高層化や大スパン化が進む中、今後の採用拡大が注目される。