2022年05月15日 10時00分

北海道総合研究機構は、当別町太美地区で高温の帯水層を使った地中採熱システムの研究を進めている。年度内に複数本の採熱管を地中に設置して融雪に利用する計画だ。長期的に地区内の住宅や施設が個々に採熱するような面的モデルを検討している。地中採熱によるヒートポンプは、化石燃料の使用に比べてCO₂排出を大きく減らせる利点がある。
2022年05月09日 09時00分

道は、2022年度から道営住宅の将来的なCLT(直交集成板)化に向けて本格的な検証を進める。技術革新で中高層の木造建築が可能になったことから、道産木材の需要拡大と、ゼロカーボン社会の構築に貢献したい考えだ。併せて木造建築物を登録する道の制度「HOKKAIDO WOOD BUILDING」(HWB)を通じて民間木造建築をPRし、道産材の知名度向上を後押しする。
2022年05月06日 17時00分

音更町の新たな道の駅は、木のぬくもりで来場者を出迎える。4月15日に開業した道の駅おとふけ(通称・なつぞらのふる里)は、森林の適切管理を示すフォレスト・マネジメント(FM)認証を受けた町内森林カラマツ(認証材)を活用。緑の循環認証会議(SGEC/PEFCジャパン)の「建屋構造材部分認証」を受け、道の駅では初めて認証材利用を公的に認められた。町は地元木材の魅力周知と林業への関心向上に期待する。
2022年04月30日 10時00分

名寄土管製作所(本社・名寄)は、暗渠用排水管に使う土管や水田の水位を保つ水甲管を製造している。素材の変化で土管の需要が減る中、近年は培った窯業技術を生かし、プロ野球グラウンド用の土を手掛ける。水はけの良い土は選手にも好評で、将来的な事業拡大を視野に入れている。
2022年04月29日 10時00分

北晃測機(本社・札幌)は、建設現場の働き方改革やDX推進に向け、ドイツ・Z+F社製の地上型3Dレーザースキャナー「IMAGER 5016」を販売する。1秒間で最大109万点の高速スキャニング機能を持ち、計測範囲は最短30cmから最長365mまでカバー。狭いマンホール内から長大橋まで幅広く対応する。起動時間が早く、計測結果をタブレットパソコンで即座に確認できる。土工や舗装工の出来形管理、災害調査、橋梁の維持管理などに使ってもらいたい考えだ。