宗谷管内10市町村の2024年度予算案が出そろった。骨格編成の自治体はなく、予算総額は前年度当初比(稚内市、中頓別町、豊富町は肉付け補正後比)5.5%増の1322億9912万1000円。一般会計は3.9%増の826億9999万円。うち普通建設事業費は、2.9%増の145億2220万2000円に上った。普通建設事業費が伸びたのは5町村で、大型事業の継続費が一因となり金額を押し上げている。
上川管内23市町村の2024年度予算案が6日、出そろった。総額は4.1%増の5644億466万4000円、一般会計は4.2%増の3492億9617万7000円とそれぞれ前年度を上回った。普通建設事業費は7.2%増の443億4697万3000円で、旭川市の近文清掃工場再延命化、名寄市の名寄中建て替え、東川町の天人峡廃ホテル解体など多くの自治体が大型事業に着工。下川町や比布町では役場庁舎整備に向けた検討や設計・調査に着手する。
留萌管内8市町村の2024年度予算案が5日、出そろった。23年度は増毛町と苫前町、初山別村、天塩町が骨格編成で、これら町村の肉付け補正後と比較すると、総額は796億3726万8000円で1.8%伸びた。一般会計は0.1%増と横ばいの490億3223万7000円。同会計に占める普通建設事業費は49億9773万4000円で16.6%下回ったが、初山別村は2・6倍、羽幌町は2倍をたたき出した。遠別町が遠別中改築に着工する。留萌市が新信砂浄水場の更新を始め、羽幌町は天売島に複合施設を新設する。
北海道建設新聞2024年3月4日付16面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
北海道建設新聞2024年3月1日付14面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。