北海道建設新聞の2023年6月28日付2面に掲載。記事は「e-kensinプラス」、「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
総務省消防庁がまとめた地方公共団体における防災行政無線等の整備状況によると、2023年3月31日現在で道内33市町村が未整備であることが分かった。このうち札幌など12市町村は25年度末までに整備する予定だが、残る21市町村は見通しが立っていない。未整備の理由としては費用負担が大きい、緊急速報メールもあり必要性を感じていないなどを挙げている。同庁は引き続き緊急防災・減災事業債などの財政支援措置を講じ、整備促進を図っていく考えだ。
横田隆一千歳市長は、工業団地の千歳美々ワールドに進出するラピダス(本社・東京)の次世代半導体製造拠点新設に絡み、追随して関連産業が集積するとの見通しから、新たな工業団地候補地の選定や住宅地拡大に向けて具体的な検討を進めると表明した。現場で働く作業員らの宿舎については来春にも市内での受け入れ容量が満杯になると報告した。
環境省は13日、日高山脈襟裳国定公園を2024年中に国立公園へ昇格する手続きを進めると発表した。現在の国定公園区域から指定範囲拡張を見込んでいて、今後は地権者や道、市町村といった関係機関と指定区域の調整などを進める。昇格となれば、道内の国立公園は7カ所となる。