実は、私の父はいわゆる酒豪でした。毎日、ビール大瓶を6本ぐらい空けていました。私にはとてもできない相談です。
鈴木直道知事にとって初めての定例道議会が12日に閉会した。6月1日付で3人の副知事、本庁部長は8人中7人が交代し、春の選挙で道議会議員の顔触れも変わったことで、新たな体制による議論が展開された。深刻化する道財政、急がれる交通ネットワークの構築、激甚化する自然災害、そして経済や観光振興と課題が山積する本道。その解決に向けて鈴木知事はどのような考えを持ち、今回の議会では何を語ったのか。鈴木知事が掲げる「北海道・新時代の創造」に向けて繰り広げられた論戦から見えた展望を4回に分けて紹介する。
鈴木直道知事が臨んだ初の定例道議会では、交通政策を巡ってさまざまな質問が飛び交った。JR北海道の路線見直し問題や道内空港の活性化といった課題にどう立ち向かうのか。知事の姿勢が問われる初めての機会となった。
最大震度7を記録した北海道胆振東部地震、そして道内全域に及ぶ大規模停電(ブラックアウト)。あの大災害から10カ月余りが経過した。被災地は復興に向けて着実に歩みを進めるが、本格的な復旧工事は始まったばかり。強靱(きょうじん)化もまだ途上にある。
年間5000万人以上が訪れる北海道。観光は本道の基幹産業として欠かせない。第2回定例道議会では、その観光産業の未来を大きく左右するカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致と道内宿泊者から徴収する法定外目的税「宿泊税」の導入に関心が集中した。