北海道建設業協会(岩田圭剛会長)は、2017年度に高校生を対象に実施した第1種酸素欠乏危険作業に関わる特別教育のアンケート集計結果をまとめた。受講した生徒の98%が「参考になった」と回答し、建設業への具体的な関心や就職意欲に関しては「かなり高まった」と「少しは高まった」が合わせて86%を占めた。また、建設業について自由に書く欄には「建設業は男性が多いと思うが、自分は父に憧れて土木科に入った。働いているお父さん方、頑張ってください」との喜ばしい記述もあった。
札幌市と札幌建設業協会は25日、北海道科学大工学部の学生を招き、市内の大規模工事現場で見学会を開いた。見学や実務者との意見交換を通じ、建設業の魅力や、仕事の具体的なイメージを伝えた。
札幌施設管理に入社して4年目。エアコンやボイラといった設備の維持・管理業務を担っている。5月から10月にかけては、道路などに埋設されている配水管の漏水調査を任される機会が多い。「理論を基に手掛かりを探るので、漏水調査は宝探しやゲームに似ていると言われるが、その通りだなと思う。漏水箇所を見つけたときは喜びもあり、面白い仕事」と話す。
函館建設業協会と日本建設業連合会は18日、函館工高環境土木科1年生を対象とした北海道新幹線渡島トンネル(天狗)ほかの現場見学会を開いた。約40人の生徒は重機や機械を間近で見ながら大規模なトンネルができるまでの過程を学び、建設業の魅力をあらためて感じていた。