北海道・北東北の縄文遺跡群が7月27日に世界文化遺産として登録されて2週間余りがたった。
構成資産がある自治体を中心に祝賀ムードが続いているが、これがゴールではなく、遺跡の保全はもとより、観光の促進に向けた環境整備、案内する担い手の育成など、やるべきことは多い。新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越えられるかも焦点だ。
今回の決定をどうまちづくりに生かすか、関係者の手腕が問われている。
(函館支社・鳴海太輔、建設・行政部・瀬端のぞみ、室蘭支局・星野貴俊が担当しました)