さまざまな仕事で、パソコン、タブレット、スマホなど、ディスプレーの画面を見ていることが非常に多くなりました。こうした画面には、写真や動画だけでなく、大小の文字がたくさん映し出されていて、それを読むことがほとんどです。このように一つのものを見続ける場合、目を凝らして注視することになります。そして、人は注視をしているときには、まばたきの回数が極端に下がることが分かっています。このまばたきをしない状態が続くと、目を覆って保護をしている涙が乾いてしまい、目にトラブルが起こるようになります。これをドライアイといいます。
ここ数年、「プロテイン」がひそかなブームを呼んでいると聞きました。プロテイン入りと銘打った補助食品も多く売られています。肥満の原因になると敬遠されがちの炭水化物の代わりにプロテインを多く取ると、必要なエネルギーは確保されるけど、太らないという考えの人が多いそうです。一方、筋肉を鍛え、フィットネスをしようとするアスリートやボディービルダーたちは、筋肉の原料となるという理由で、より積極的にプロテインのパウダーなどを摂取しています。また、コロナ禍で「ステイホーム」を行っている人たちが、運動不足による肥満を警戒して取るようになり、ブームを支えているとも聞きます。そこで、プロテインについて考えてみました。
胃もたれ、下痢などおなかの不調があるときに、消化のいいものとしておかゆを選ぶことが多いと思います。白飯より水分を多くして、柔らかく炊くので、消化にいいと考えるわけです。そもそも消化という言葉には、食べ物が胃腸の中で消化酵素により化学的に分解されて形が崩れ流動化するという意味が含まれています。白飯をあらかじめ流動化したのがおかゆなのですから、消化すること自体短時間で済んで、胃腸に負担をかけないのではないかと考えるのは、一つの道理です。というわけで、おかゆは病気のときに食べるもので、病院食としてもおかゆが選択されることが多いのです。しかし、本当にそうなのでしょうか?
コロナ禍で、自宅で食事を取る機会が圧倒的に増えていると思います。そうなると、毎日のメニューに気を配ることが多くなります。家庭料理は、一汁三菜が基本であると、よく言われます。一汁三菜とは、ご飯のほか、味噌汁などの汁物、魚、肉などの主菜、野菜や海藻、豆類を組み合わせた煮物などの副菜、漬物やあえ物などの副々菜を膳に並べることを指します。食卓がにぎやかとなり、さまざまな食材を食べることができ、豊かな気分になります。ただ、ご飯を炊くこと以外に、3種類の料理を作らなければならないとすれば、それ相当の手間がかかるといえます。適宜、インスタント食品や作り置き総菜などを利用することになるのでしょうか。