さまざまな現象の経過を言い表すとき、アルファベットの形に例えることがあります。有名なのが、Uターンですね。就職や転職に関して使われるJターンやIターンも市民権を獲得したのかもしれません。運転免許試験でS字クランクをやらされましたね。さらに、物事を分析するときにグラフを使いますが、そのグラフの曲線がアルファベットに似ているとして使われることもよくあります。はじめゆっくり、続いて急速に上昇して、最後に頂点に達すると、S字カーブといいます。業績が急速に下降し、最下点に再び上昇して元に戻るのはV字回復といいますね。
以前、朝食を抜くことは、健康に良いのか、医学界で論争になっているということをお話ししました。朝食は余計に食べていることだから、朝食抜きにすることで、減量ができ、健康的な体になるという論理が出てから、論争が始まりました。しかし、朝食を抜いても、意外と減量は成功せず、むしろ太ってしまう人も多く、また、朝食を食べることで脳が活性化され、午前中の仕事が効率よく行えるなどのメリットも指摘されていました。私の結論は、朝食を食べるとメリットが大きいということでした。そんな中、つい先日米国から新たな研究が発表されました。朝食を抜くと、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患によって死亡する危険性が高くなるという、衝撃の内容です。
春から夏に向かう時期になりました。気温が上がってくると話題になるのが熱中症です。人は常に熱を生じさせています。この熱を皮膚などから周りの空気に放出して、体温を一定に保つしくみが備わっています。ですから、気温が高くなると、熱の放出の効率が落ちてしまい、体に熱がこもるようになってしまいます。そうなると、体温が上がってしまい、それによって頭痛、めまい、悪心、嘔吐、失神などの症状が現れます。さらに、その状態を放置すると、死の危険性が出てくることになります。
今年のゴールデンウィークは空前の10連休でした。もちろん、国民全員が10日間休んだわけではないと思いますが、それにしても、かなりの人は10連休になったと思います。連休といえば必ずテレビに出るのが、行楽地と交通機関の混雑ぶりです。とくに高速道路の渋滞は一種の風物詩となっています。