新型コロナウイルスの感染は、一昨年の2月から6回の感染拡大とその収束を繰り返してきました。より正確に述べると、全国的には2020年3月、7月、10月、21年の4月、7月をそれぞれ起点とする5回の感染拡大の波が起こりました。そこで、第1波から第5波とそれぞれ呼ばれています。
ワクチンには二つの働きが期待されます。一つは病原体に感染した後に、症状が進行して重症化することを防ぐことです。重症化しなければ死亡の危険性は限りなくゼロに近くなるからです。もう一つは感染自体を防ぐ効果です。感染を防ぐためには、ワクチンによって作られた抗体が、病原体が体に侵入するや否や取り付いて、病原体が体で増えること自体を阻止しなければなりません。
食品表示法の改正後、さまざまな食品、飲料でカロリー(熱量)の表示が義務化され、お酒の表示にもカロリーが明記されています。例えば、ビールは100g当たり39・9kcal、日本酒は100g当たり104kcalです。このカロリーは何を意味しているのでしょうか。もちろん、お酒の成分が持っているエネルギー量で、アルコールと糖質、脂質、タンパク質が持つカロリーの総量を示しています。
コロナ禍による外出自粛や在宅勤務で、多くの人が運動不足となりました。食事もデリバリーでカロリーの高いものを食べるようになったこともあって、太ってしまったという悩みを聞きます。コロナ太りというのだそうです。肥満はコロナ重症化のリスク要因であり、糖尿病や心臓病などの生活習慣病の原因でもあります。ここは肥満の解消に努めなければなりません。そこで、食事を見直してみましょう。
ヒトは一日に約1.5ℓのおしっこを出します。一升瓶が1.8ℓですから、結構な量を出すのかと、驚かれる方もおられるでしょう。でも、この量をいっぺんに出すわけではありません。では1回のおしっこの量はどのくらいかというと、実は人それぞれで、大きな違いがあります。少ない場合は0.2ℓ、多いと0.5ℓにもなります。この差は、おしっこをためている膀胱(ぼうこう)の神経の敏感さと関係があると考えられています。神経が敏感な人は、少しでもたまると、おしっこがしたくなる、すなわち尿意を感じます。逆に、尿意を感じにくく、いったんトイレに行くと、たくさんのおしっこを出す人もいるわけです。