北海道建設業協会は、4月24日に民族共生象徴空間(ウポポイ)が白老町内で開業するのに合わせ、見学に訪れる職員に対して特別休暇制度を導入する。入場料は家族分を含めて全額補助する。会員企業約600社に対しても休暇導入を呼び掛け、国が掲げる年間来場者100万人達成を後押ししていく方針だ。
民族共生象徴空間(ウポポイ)へのアクセス向上を目指し、道や白老町、JR北海道が進めてきたJR白老駅[MAP↗]の周辺整備が完了に向かい、3月14日から順次供用開始する。これまで白老駅に停車する特急は「すずらん」のみだったが、ホームの改良により、同14日から「北斗」の一部が停車。ウポポイが開設する4月24日には、乗り換えこ線橋と自由通路の臨時改札口の使用を始める。
北見市は、史跡常呂遺跡トコロチャシ跡遺跡群を中心とした整備を計画している。遺跡の保護を重点に置き、一般市民らが見学できるような園路や案内・説明板のほか、住居1棟の復元的展示などを構想。現在は基本設計を進めており、2020年度に実施設計をまとめ、21年度から施工する見通し。総事業費には約4億円を見込み、24年度までに工事を含む基礎的な整備を終えたい考えだ。