政府は7日、白老町で24日の開業を予定していた民族共生象徴空間(ウポポイ)[MAP↗]について、開業時期を約1カ月延期し、5月29日とする方針を決めた。現在の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた措置。また、18日に開催予定だった記念式典は5月23日に再設定した。
北海道建設業協会は、4月24日に民族共生象徴空間(ウポポイ)が白老町内で開業するのに合わせ、見学に訪れる職員に対して特別休暇制度を導入する。入場料は家族分を含めて全額補助する。会員企業約600社に対しても休暇導入を呼び掛け、国が掲げる年間来場者100万人達成を後押ししていく方針だ。
民族共生象徴空間(ウポポイ)へのアクセス向上を目指し、道や白老町、JR北海道が進めてきたJR白老駅[MAP↗]の周辺整備が完了に向かい、3月14日から順次供用開始する。これまで白老駅に停車する特急は「すずらん」のみだったが、ホームの改良により、同14日から「北斗」の一部が停車。ウポポイが開設する4月24日には、乗り換えこ線橋と自由通路の臨時改札口の使用を始める。