廃プラスチックや海洋プラスチックの環境負荷が問題視される中、廃プラからエネルギーをつくるエルコム(本社・札幌)の技術に関心が高まっている。廃プラを外部委託せずに処理し、省エネやCO₂削減を実現できるシステムだ。環境汚染や脱炭素の対策が求められる時代で有効な選択肢となる可能性を秘める。
竹中工務店の北海道地区FMセンターがこのほど完成した。一般流通する住宅用の小径木材を二重に構成する架構システム「ダブルティンバー」を採用。戸建てで一般的な在来軸組工法を事務所や店舗など非住宅に適用できるため、大断面の集成材工場がない道内木材業界の課題解決につながる。今後、カラマツなど道産材の有効利用策の一つとして注目されそうだ。
苫前町は24日、留萌管内で最初となるゼロカーボンシティ宣言をした。風力発電を軸に進めてきた再生可能エネルギーの活用に力を入れるとともに、脱炭素推進条例の制定を通じ、2050年までに二酸化炭素(CO₂)排出量ゼロに寄与する考えだ。