2022年10月31日 08時00分

北王コンサルタント(本社・帯広)と北王農林(同・幕別)は、農業残さを使った循環型熱利用システムを構築した。小麦くずを専用機械で燃やし、熱風を厳冬期のホワイトアスパラ栽培に活用。灰は下水道由来肥料の脱臭剤や土壌改良剤として利用する。道の2022年度省エネルギー・新エネルギー促進大賞の新エネ部門で大賞に選ばれた。北王コンサルタントの石川健司社長は「サプライチェーンの構築が重要。実験にとどまらず、社会実装に意味がある」と話す。
2022年10月13日 16時59分

地球温暖化対策でカーボンオフセットに注目が集まる中、それぞれ面積の8割を森林で占める下川町と美深町では、森林で吸収した二酸化炭素(CO₂)をクレジットとして販売している。クレジット取引は森林整備などに活用され、地域の活性化につながることが期待される。
2022年10月12日 17時00分

下川町は、木質バイオマスを使った再生エネルギーの導入を進めている。再エネ導入のロードマップを作成し、間伐材や端材をボイラの燃料として活用。公共施設の熱需要のおよそ7割を賄う。町は2050年までのゼロカーボンを目指し、23年度に具体的な施策計画を打ち出す。
2022年10月06日 08時00分

室蘭市崎守町の室蘭製作所新工場は7月に稼働を開始。洋上風力発電施設建設用架台など鋼構造物を製造する。太陽光をメインに副生水素や水素吸蔵合金などを使い100%再生可能エネルギーで電力供給し、脱炭素社会形成の主力となる。この日、同社が受注した北九州響灘洋上風力発電事業に使われる部材を積み込んだ船が、室蘭港崎守埠頭から出港した。