北見市上下水道局が2023年度に予定している上下水道整備の概要が分かった。上水道の送配水施設に15億70万円を充て、北見自治区で3443mの配水管布設替えを進めるほか、中区配水池更新を継続する。下水道は管渠整備に17億1560万円を投じ、雨水管や汚水管、合流管の新設、改築更新、北光中継ポンプ場電気、機械更新に取り組む。
北見市は公住高栄団地建て替えで、F団地3号棟新築の主体を4月にも公告する。主体、電気、衛生を5、6月にも一般競争入札する見込みだ。建具は4件に分けて指名競争入札を考えている。本体工事費は9億9380万円を試算し、2023、24年度の2カ年で施工を進める。24年秋ごろの完成を目指す。
小清水町は、現役場庁舎の解体などを4月上旬にも指名通知し、月内に入札する考えだ。解体後は、来庁者用の駐車場として整備する計画で、庁舎解体と外構、公用車車庫建設の3件に分けて発注する。概算工事費は合わせて3億8500万円。防災拠点型複合庁舎は5月8日の供用開始を目指している。
北見市は第2期総合計画の第5次実施計画(2023―25年度)をまとめた。全266事業で、3カ年の事業費総額は473億3798万5000円を見込む。建設関連では、学校施設長寿命化に40億7230万円を計上。25年度に光西中や相内小などの改修に取り組む予定だ。このほか、23年度から基本・実施設計に着手する端野自治区の端野図書館改築や北見自治区の小泉東9・10号間などの道路整備、常呂自治区の公住北進町団地建て替えを盛り込んだ。