網走市など1市4町で構成する斜網地区廃棄物処理広域化推進協議会は、中間処理施設建設に向けてプラントメーカーにアンケートをした。調査の結果、2025年度から3年を見込んでいた設計・施工が4年を要すると判明。供用開始は1、2年延びる見通しとなった。調査を基に処理方式は4タイプで比較し、概算建設費を76億―150億円と試算。建設費を精査し3月までに方式を決定する方針だ。
網走開建は、災害対策と魅力あるまちづくりに向け、4カ所で無電柱化に取り組んでいる。網走市内1カ所と北見市内3カ所で約5.1kmの電線共同溝整備を計画。網走市内では2024年度以降早期の着工を目指している。北見市内は北見大町で工事を開始し、北見本町と北見大通で24年3月に共同溝本体を完成させる予定だ。このほか小清水町が391号沿いの新規事業化を要望している。
道東5市で電子入札導入に向けた動きが加速している。網走市が2025年度の運用開始に向けて準備を進めるほか、北見市や紋別市は電子入札システムの見積もりを取った。帯広市や釧路市も導入を前向きに検討。コロナ禍の経験や業務効率化を進めたい行政の思惑から、大きな転換期を迎えようとしている。ただ、導入に多額の費用を要することが課題だ。
オホーツク管内土木3官庁(網走開建、網走建管、オホーツク総合局調整課)の2023年度上半期(4―9月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。受注総額は375億9324万円で、前年度同期と比べ4.2%、15億2741万円増加。管内業者のシェアは2.6ポイント増の91.1%だった。31億7098万円を獲得した西村組が6年続けて上半期のトップとなった。
清里町は、2024年度にも斜里地区消防組合清里分署移転改築の基本設計に取り掛かる計画だ。移転先は羽衣町44を候補に挙げている。土地を所有する清里町農業協同組合は、公共施設整備の利用を目的に12月に町に譲渡する予定。規模は2階、延べ1000―1500m²程度で検討している。