2021年11月05日 09時00分
道建設部は、ペーパン川で構想している治水ダム建設について、2022年度からの実施計画調査着手を目指している。治水安全度のさらなる向上を図るため、洪水調節施設を設ける。5カ年程度で調査を進め、最も有力な案としている治水ダムが妥当であるかを判断する。総事業費は270億円を見込み、うち調査事業費は15億円、治水ダムの本工事費は183億円を試算。妥当性が確認された場合はあらためて大規模公共事業事前評価を受け、建設段階に進む見通しだ。
2021年09月30日 15時00分

土木学会(谷口博昭会長)は28日、2021年度選奨土木遺産を発表した。全国の土木構造物25施設が選ばれ、道内からは上士幌町にある糠平ダムと札幌、北広島、恵庭、千歳を貫く弾丸道路(札幌・千歳間道路)が選定。道内での認定はこれで計48カ所となる。
2021年07月20日 10時00分

北海道開発局は16日、2021年度第2回事業審議委員会を開き、新桂沢ダムと三笠ぽんべつダムを建設する幾春別川総合開発事業の再評価をした。北海道胆振東部地震などに起因する自然現象や現場条件の変更、働き方改革に伴う増額が、2ダム合わせて約517億円に上ることなどを報告。委員らは事業費の減額、事業の透明性確保に尽力するよう求めつつ、事業継続は妥当と判断した。
2021年02月05日 19時15分
道は5日、札幌市内で公共事業評価専門委員会を開き、2022年度着手を目指す大規模公共事業の事前評価対象を42地区に決めた。建設部は、旭川市内を流れるペーパン川に新設する仮称・甘水(かんすい)ダムを計画。同河川の治水安全度向上を目的に建設するもので、総事業費は270億円を見込んでいる。委員会による現地調査を経て、国費要望の可否は5月中旬の会合で審議される予定だ。
2020年09月28日 10時00分

道企業局は、登別市内にある幌別ダムの放流設備耐震補強の2021年度着工に向けて準備を進めている。2つの余水吐きの門柱やゲート補強、放水路トンネル補修などを計画。第1余水吐きから着手し、1年遅れて第2余水吐きの工事に入る想定だ。総事業費には16億円程度を見込み、事業完了は26年度を予定している。