北広島市と日本エスコンは、JR北広島駅の西口周辺エリア活性化整備計画をまとめた。北海道ボールパークFビレッジ(BP)の2023年3月開業、駅西口周辺エリア活性化という2つのきっかけを通して、多くの人がまちに関わりや愛着を持つ「みんなにとってのホームタウンに」という目指す姿を掲げた。
2023年3月開業予定の北海道ボールパークFビレッジ(BP)では、機能転換型防災拠点を目指し、施設に備える防災機能の協議を18年度から進めている。宿泊施設では寝具を提供、飲食施設は食べ物を提供というように各事業者の特徴を生かして対応するだけではなく、行政と民間企業による連携で不測の事態に備える考えだ。
北広島市は、北海道ボールパークFビレッジ(BP)のアクセス道路整備費を71億700万円と試算している。国道274号とBPを結ぶ西裏線新設に60億8000万円を配分。道道札幌恵庭自転車道線とBPを結ぶ歩行者専用道のボールパーク1号緑道新設には8億1000万円、共栄南1号道路改良には2億1700万円を充てる。2021年度は緑道に着工するほか、西裏線、共栄南1号線の工事も継続。早ければ4月に一般競争公告する。
北広島市は、JR北広島駅西口周辺エリアの整備事業者を公募型プロポーザルで募集する。駅前にはボールパーク(BP)来場者が円滑に移動できる機能整備や北広島の顔となる拠点を形成し、北エリアでは幅広い層に対応した住環境づくりを推進する考え。事業者は対象となる市有地4カ所について購入、または賃貸借契約を締結し開発に取り組む。参加申請期間は9月14日から同25日まで。