釧根管内の自治体で橋梁添架管や水管橋の長寿命化対策が進んでいる。釧路市内の仁々志別川水管橋や中標津町内の標津川水管橋などで対策を計画する。全国で相次いだ崩落による断水事故を踏まえ、近接目視での点検強化や耐震補強などに取り組む動きが広がっている。
倶知安町はリゾート開発が進む山田地区の水道施設整備で、2024年度以降に配水池2カ所、管路約5kmの発注を計画している。新中区配水池は24年度の着工を予定。26年度の全体完了を目指す。
釧路市は鉄西配水本管の整備を計画している。愛国北園通での新橋整備に合わせ、老朽化した配水管を移設。計画区間は3kmで、ダクタイル鋳鉄管を整備する。基本設計を2023、24年度の2カ年で進める。
留萌市は6月1日付で、増毛町に位置し同市に水道水を供給している新信砂浄水場の導水管更新を設計施工一括で公募型プロポーザル公告する。見積限度額は、工事が9258万円(税抜き)、委託が871万円(同)。9月中旬に事業者選定、同月内に基本協定と詳細設計の契約を結ぶ。2023年度中か24年度早々に工事契約する。事業期間は25年3月31日まで。