根室北部衛生組合(組合長・山口将悟標津町長)は、し尿処理を担う標津町内にある浄化センターの老朽化を踏まえ、中標津町内の中標津下水終末処理場に受け入れ施設を併設して機能を移管する方向性を固めた。17日に基本計画策定を入札する。施設の概要やアクセスルートなどの課題を整理し次第、年度内にも住民への説明を開始する。
北見市上下水道局が2023年度に予定している上下水道整備の概要が分かった。上水道の送配水施設に15億70万円を充て、北見自治区で3443mの配水管布設替えを進めるほか、中区配水池更新を継続する。下水道は管渠整備に17億1560万円を投じ、雨水管や汚水管、合流管の新設、改築更新、北光中継ポンプ場電気、機械更新に取り組む。
網走市は、社会資本整備総合交付金を活用する2023年度下水道整備の2次要望に8件、3億9000万円を積み上げた。反応タンク設備更新の着工に2億3200万円、2年目の呼人幹線管渠布設に6000万円を求めた。国の補正に伴う前倒しは呼人幹線管渠布設のみとなる。
網走市は、2023、24年度の2カ年で網走浄化センターの反応タンク設備更新を計画している。攪拌(かくはん)機など、タンク内にある機器の老朽化対策として工事費4億円を試算。機器製作に取り掛かる初年度の工事費には2億3200万円を見積もり、社会資本整備総合交付金に2次要望した。