旭川市水道局は、老朽化した千代ケ岡配水場の耐震化を検討している。移転建て替えや現施設の改修が有力とみていて、2024―25年度に基本計画を策定し更新手法や施設規模の方向性を固める。用地の取得や設計も考慮すると29年度の着工となる見通しだ。
旭川市水道局は、2024―27年度の後期財政計画素案をまとめた。4カ年の資本的支出のうち建設改良費は、水道事業が218億7200万円、下水道事業が189億6600万円となる。石狩川浄水場配管切り替え、亀吉雨水ポンプ場や下水処理センターの発電機棟建て替えにより建設関連事業が増大する見通し。老朽管路更新は配水管で毎年22km、下水管で毎年19kmの更新という目標を掲げている。
旭川市水道局は、後期財政計画(2024―27年度)策定に向けて4カ年の主な建設改良事業をまとめた。老朽化が進む石狩川浄水場の現地建て替えを見据えた場内配管の切り替えに15億円を投じるほか、下水処理センター発電機棟建て替えに17億円、亀吉雨水ポンプ場建て替えに30億円など大型工事の着工を予定している。
旭川市水道局は、下水処理センターの管理本館など施設群を対象とし2024年度に耐震改修設計を進める予定だ。ブレース設置、コンクリートの打ち増しなどで建物や処理設備の強度を確保する考え。優先的に着手する管理本館、脱水機棟、水処理施設の一部補強には24年度からの4カ年で12億円の事業費を見込んでいる。
釧路市は鉄西中央幹線配水管の布設替えを3カ年で進める。1件の工事として9月に一般競争公告する予定で、入札時期は9―10月で調整している。計画延長は1106mで、総工費3億9650万円を投じて耐震化を進める。