厚生労働省は、2017年10月末現在の外国人雇用状況をまとめた。道内で働く外国人労働者は前年同期比17.7%増の1万7756人。このうち建設労働者は51.9%増の942人と大幅に増加している。建設業で働く外国人労働者は1万人余りいる東京都に遠く及ばないが、本道での人手不足が深刻さを増している格好だ。
栃木県内で24―27日に開かれた第55回技能五輪全国大会(中央職業能力開発協会主催)で、建具の山尾優希菜さん(21歳、高橋加工部・帯広)が金賞に輝いた。建具で本道選手が金賞を獲得するのは2012年の第50回大会以来5年ぶり。このほか本道選手は、銀賞に1人、銅賞に2人、敢闘賞に4人がそれぞれ入った。
北海道職業能力開発協会は、24―27日に栃木県内で開かれる第55回技能五輪全国大会に6職種17人の代表選手を派遣する。建築大工と家具が各6人、配管が2人、建具、とび、洋裁が各1人の内訳となっている。
中屋敷左官工業(本社・札幌)が石狩市花川で建設していた人材育成拠点「左官技能研修センター」が8月末に完成した。建設業界の人材不足が深刻化する中で、中屋敷剛社長は「教育することで人が集まり、定着する。そして会社の収益にもつながっていく」とその意義を強調する。