士別市朝日町に本社を置くイトイ産業などのイトイグループホールディングス(イトイGH)は、プロ野球独立リーグに所属する「KAMIKAWA・士別サムライブレイズ」とスキージャンプの「ブレイズスキーチーム」を設立し、今月初めには中学生を対象とした少年野球チームも創設。地域の活性化と担い手確保を軸にスポーツによる地域貢献に力を入れる。(記事の全文は北海道建設新聞2023年12月14日付8面に掲載)
北海道エアシステム(本社・札幌、HAC)は10月、新たにプロペラ旅客機1機を導入し、4機体制を確保した。拠点の札幌丘珠空港から根室中標津線、秋田線を新規開設。道東や北日本の活性化、北海道新幹線札幌延伸を見据えた動き。武村栄治社長は「延伸で道内路線への影響は避けられないが、礎として道東路線が着実に育っていく」と、将来的な増便や新規就航の可能性を示唆した。冬季就航率向上やインバウンドなどの課題にも取り組みながら、道民の翼としての役割を果たす覚悟だ。
インボイス(適格請求書)制度が10月から始まった。宗谷管内の建設業界でも制度開始に向けた準備を進め、多くの会社が協力会社など取引先の登録確認をほぼ完了した。一方で事務作業の増加には心配の声が大きい。請求書のやり取りは紙が中心で、電子対応への整備も課題となりそうだ。
日本建築材料協会の優良製品・技術表彰2023で、グッドマン(本社・札幌)の「グッドマン換気口」が国土交通省住宅局長賞に選ばれた。部屋の温度差や風圧などの作用を利用するパッシブ換気システム。12年に北国の省エネ・新エネ大賞、13年にエコプロダクツ大賞審査委員長特別賞、17年に発明協会会長賞を受賞していて、中小企業による発明や製品開発のトップランナーとして確固たる地位を確立した。