2021年末に閉鎖する王子マテリア名寄工場の敷地利活用などを検討している名寄市などの対策本部は19日、東京都内にある王子マテリア本社を訪問した。本部長の加藤剛士名寄市長らが、同社に協力を求める要望書を提出。工場閉鎖による道北地域経済への影響が最小限にとどまるよう、木質バイオマス発電の設置などを求めた。
道内のサテライトオフィス誘致が好調だ。2019年度末までに道内74カ所で開設。都道府県別では前年度末まで同数だった徳島県を引き離して単独トップとなった。IT関連の人材確保のしやすさや冷涼な気候、オフィス賃料の低さが要因とみられる。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにより注目が高まっていることを踏まえ、道はサテライトオフィス開設を地域の雇用創出や活性化につなげるため、さらなる誘致を進める考えだ。
三洋興熱(本社・帯広)が立川工業(同・札幌)の全株を取得した。管工事業者として3社目で札幌は初めて。十勝管内で数多くの設備工事に携わってきた企業としてここ数年、道内他地域の業者と手を携える背景にはどんな狙いがあるのか。笹井祐三社長(76)に今後の展開を聞いた。