2021年10月13日 12時00分
石狩湾新港に本社と工場を構えるシンセメック(本社・石狩)が手掛けるのは、オーダーメードの製造装置・生産ラインだ。自動車業界や食品業界に向けて5つの建屋で製作する。特に直近15年間では工場の新増設や機械導入など積極的な設備投資を続けてきた。業態も特徴的で、設計から部品加工、制御系、組み立て、まで一貫して自社で開発・生産している。
2021年09月03日 12時00分
日進製作所(本社・札幌)は、橋梁・水門・クレーンを3本柱とする鋼構造物メーカーだ。従業員は約40人。今年で創業50周年を迎える。バブル崩壊のあおりを受けてクレーンの受注が落ち込んだ際は、保有する技術を応用して橋梁・水門の分野に参入して乗り切った。今まで納入した約2000台のクレーンは一度も事故を起こしたことがないという。近年は民間企業からの受託案件にも力を入れて安定経営を図りつつ、作業場の拡張など設備投資にも積極的だ。
2021年08月17日 12時00分
宇宙ロケット開発で広く知られる植松電機(本社・赤平)だが、本業は解体現場などで使うリサイクル用マグネットの製造販売だ。20年間でおよそ7000台を全国で販売し、市場シェアは9割を誇る。従業員30人弱の工場が取り組むマグネット事業が、北海道の民間ロケットのパイオニアを支えてきた。
2021年08月03日 12時00分
よねざわ工業(本社・恵庭)は、コンクリートブロックの開発から製造販売、外構や住宅の設計・施工までを手掛ける会社。3月に社長交代があり、米沢悟さんが父の稔さんから引き継ぎ3代目に就いた。「当社の製品は主役ではない。しかし街の景観を整えて顧客の心安らぐ空間を提供するほか、街や住宅そのものの魅力をより引き出す製品でありたい」と話している。
2021年06月30日 12時00分
FJコンポジット(本社・千歳)は、複数の違った材料を組み合わせて新しい材料を作る「複合材料」の開発・製造会社。5G通信基地局のデバイスで使われる半導体用ヒートシンク(放熱材料)や、電気自動車のパワーコントロールユニットに使うセラミック絶縁回路基板などを手掛ける。顧客は世界各国にわたり、コロナ禍でも引き合いは強い。津島栄樹社長は「いずれもクリーン社会に貢献できる技術。もうけではなく、社会に貢献できるかどうかで今後も仕事を決めたい」と話す。