札幌市経済観光局は2022年度、再検討を進めている新MICE施設整備で、21年度の市場動向調査結果を踏まえ、内容や規模、機能、スケジュールといった施設整備計画を検討する考えだ。現在は検討業務の内容や発注時期などを協議している。
札幌市は、地下鉄中島公園駅周辺地区のまちづくり基本構想を11月をめどに策定する見通しだ。同地区で計画する新MICE施設整備再検討の現状を踏まえ、これまでに示していた構想案をベースに見直す。ただ、公園北口の先導空間整備は基本構想で定めず、まちづくりの方向性を中心に示す考えだ。
札幌市経済観光局は2021年度、アフターコロナのMICE需要を見極めるため、コンベンションの市場動向調査に着手する。再検討を表明した新MICE施設整備について、今後の整備方針などを考える基礎資料とする。今後の市場動向や需要を予測・分析し、市が目指すべき方向性の検討につなげる。
札幌市は28日、札幌パークホテルと一体的な整備を計画する新MICE施設整備について、事業実施を延期する方針を決めた。アフターコロナの需要を見極めるため、2023年3月までを再検討期間とする。延べ3万2400平方㍍、事業費約341億円の現計画を基本に、施設規模や今後の事業スケジュールを見直していく。
ヒルトン(本社・米国バージニア州)は28日、建て替えを計画している札幌パークホテルの運営者であるグランビスタホテル&リゾート(同・東京)とフランチャイズ契約を結び、「ヒルトン札幌パークホテル」として、2023年にも開業すると発表した。国際的なホテルブランドである「ヒルトン」のサービスを提供し、海外観光客の集客増につなげる考え。運営はこれまで通り、グランビスタが続ける。