ことし1月末に閉店した棒二森屋店跡地の市街地再開発が動きだす。19日、関係権利者らが函館駅前東地区市街地再開発準備組合を設立した。事業協力者は秋ごろ選定する方針だ。理事長には元函館ロープウェイ社長の西野鷹志氏を選出した。
札幌市まちづくり政策局は、市街地再開発の2020年度概算要望額に4地区、事業費ベースで33億5700万円を積み上げている。再開発事業を展開する再開発組合や準備組合の補助金に充てる。北3東11周辺地区や北8西1地区で工事が本格稼働するため、19年度配分費に比べ31.6%の増額要望となる。
札幌市は地下鉄中島公園駅周辺まちづくりの基本構想について、駅を中心に半径400㍍を対象に策定する方針だ。地区全体のほか、周辺の地区特性に合わせ、エリアごとに方向性を示すことを検討する。
アルファコート(札幌市中央区南1条西7丁目1の3、川村裕二社長)が北見市北3条・4条東1丁目地区で計画する第1種市街地再開発事業の推進に関し、地権者の了承を得られたことが分かった。これを受けて同社は、年内に基本計画作成や地権者協議を進める方針。解体を含め2021年秋ごろからの着工、23年5月ごろの完成を想定している。
札幌駅南口の大型再開発が動きだす。JR札幌駅南口の北4西3街区の地権者16者は23日、街区の一体開発を目的に、札幌駅南口北4西3地区市街地再開発準備組合を設立した。事業コンサルタントを選定した上で、開発計画づくりや施設設計に入り、2021年度に事業化の前提となる都市計画決定を目指す。具体化はこれからだが、約1haの街区全体を使い、道都のシンボルとしてふさわしい超高層複合ビルの開発をイメージする。