小樽建管は2022年度、小樽市内の小樽環状線で仮称・最上トンネルの着工を計画している。延長1187m、全幅10.25mを予定。上半先進ベンチカット工法で掘削を進める方針で、25年度の本体完成を目指す。
道の2022年度組織機構改正案で、建設部関係の主な変更内容が明らかになった。出張所などの整備部門集約、各建管入札契約課、維持管理課の係制への改組などを予定。主なものでは、ゼロカーボン北海道の推進に関する体制整備として、本庁建築局に施設整備・脱炭素化担当課長、ゼロカーボン担当主幹などを配置する。2級水系における流域治水プロジェクト策定の取り組みフォローアップに向け、札幌、室蘭、函館建管の治水課には流域治水担当主査を新たに設ける。
道は18日、2022年度予算案を発表した。
稚内建管は、稚内市で進めている道道抜海港線現道拡幅の2022年度要望として路盤400m、舗装700mに2億1000万円を挙げている。通行安全確保を目的に延長2.6km区間で幅員8.75mを11mに拡幅する。22年度以降の残事業費は6億7000万円を試算している。
小樽建管は、新設中の道道泊共和線から後志自動車道に接続する仮称・共和北インター線整備の2023年度事業着手を目指している。延長700m、事業費10億円を見込む。泊共和線の終点となる5号との交点と、仮称・仁木南IC―仮称・共和IC間に設ける追加ICを結ぶ考えだ。