帯広建管は、本別浦幌線暁橋架け換えの初弾工を2022年度予算に要望している。橋台と線形改良に伴う道路工のほか、用地買収を見込む。新橋の橋長は37・8m、幅員は車道8・5m、両側歩道2・5m。上部は単径間非合成鋼板桁橋、下部は直接基礎の逆T式橋台とし、現橋の下流側に架け換える。
帯広建管は2022年度、ペンケオタソイ川砂防で13号と17号床固めの護床、護岸に取り組む。加えて24年度以降の着工を予定する床固め6基の実施設計を計画。新規床固めは副堤を含めて2000m³、既存砂防堰堤改良は500m³以下になる見込みだ。
道は3日、札幌市内の第2水産ビルで2021年度6回目の公共事業評価専門委員会を開き、国に23年度着手を要望する大規模公共事業の事前評価対象35地区の事業概要を示した。建設部所管分は、総事業費に220億円を見込む雨竜川広域河川改修(幌加内町)や、102億5200万円を投じる3・3・26愛国北園通整備(釧路市)など大型事業がある。愛国北園通では、新釧路川に架かる橋長331mの橋梁新設を計画している。
道は、2022年度から大規模等公共事業の事後評価を試行する。再評価または事前評価を実施した事業完了後5カ年が経過した地区を対象とし、22年度は分担を決めず公共事業評価専門委員会の委員全員で評価。7月下旬に実施地区を決め、必要に応じて現地調査を行い、12月の委員ヒアリングなどを経て、2月の委員会で審議する見通しだ。試行に伴い、従来の完了後報告は廃止する。
胆振総合局農村振興課は2022年度、経営体育成型幌内沢地区を計画変更し、4カ所の揚水機場新設を追加する考えだ。事業区域を41・8haに拡張。事業費は4億3000万円の増額となる。22年度事業費は補正繰り越し分や委託費を含めて5億円弱で、区画整理など工事3件の発注を予定。うち2件を3月15日にも公告する。