市立釧路総合病院の新棟建設を計画している釧路市は、2021年9月の開院に向けてことし9月着工を目指している。分割件数などは未定だが、逆算すると6月には一般競争公告となる見通し。工事費は約179億円と試算している。18年度は並行して既存棟の解体と改修に向けた実施設計も推進。こちらは新棟が完成に近づく21年2月ごろから工事に取り掛かる予定だ。
黒松内町は、2018年度から2カ年で整備する国保くろまつないブナの森診療所の移転新築について、補助認可後の秋ごろに主体、電気、機械の3件分割で入札する考えだ。総事業費は医療機器の更新や外構整備を含め、12億9000万円を試算している。
福島町は、新たに町立診療所特別事業会計を設け、寄付された既存施設を改修して町立診療所を開設する。施設改修費には6000万円を見込む。
社会福祉法人追分あけぼの会(安平町追分花園4丁目5の6、金子洋文理事長)は、札幌市豊平区福住3条9丁目で定員80人の広域型特別養護老人ホーム新設を計画している。札幌市内での開設は、経営基盤と人材確保を強化する狙いがある。設計業者は4月、施工業者は7月にそれぞれ入札で決める見通し。2019年7月1日の開設を目指す。
岩見沢市は2018年度、新市立総合病院建設に向けた基本構想策定に着手する。15日に発表した新年度予算案には事業費900万円を計上。今後の病院の在り方や適正な規模、建設する場合の建設地などについての検討を進める。発注時期は未定だが、できるだけ早期に発注し、年度末までにまとめる見通しだ。