帯広開建は、国営かん排札内川流域で用水路32条の新設・改修を構想している。2023年度から3カ年で調査計画を進める。札内川頭首工の改修と合わせ、水需要の変化した地域の用水を再編し、既存用水路の老朽化に対応する。事業費や実施期間は精査中だ。
北海道建設新聞の2023年9月13日付4面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
帯広開建は2024年度、国営かん排清川二期地区の事業着手を目指している。排水路5条22.1kmの改修に取り組み、湛水被害の解消や生産性の向上につなげる。総事業費は190億円を試算。24年度に調査設計し、完了は35年度を予定している。
記録的な猛暑となったことしの7、8月。道東の市町村では、公立学校のエアコン設置に向けた動きが表面化している。全校への設置を見据え、国や道の補助金が使えないか模索。夏でも涼しくエアコンの必要性がなかった釧路地方は、公共施設の設置状況調査に着手する。一方、設置には消費電力の増加による変電設備の更新が必要で導入コストの増加や工事期間の調整などが課題となる。
十勝総合局産業振興部は、水利施設等保全高度化畑地帯総合整備中山間地域型茂岩地区の2024年度採択を目指している。区画整理516haを計画。総事業費は17億円で、事業期間は31年度までを見込む。