十勝の経済界は、ラピダス(本社・東京)の次世代半導体工場建設による技術者流出を危惧している。帯広商工会議所の三井真専務理事は、6月27日の定例会見で「進出自体は本道にとって前向きなニュース。ただ、その悪影響を受けないよう準備する必要がある」と指摘。建設技能労働者の流出に関する調査を進めている。これまでも札幌圏域の大型工事に引き抜かれるケースがあり、人手不足が加速する可能性は高い。経済界は危機感を募らせる。
北海道建設新聞の2023年6月26日付2面に掲載。記事は「e-kensinプラス」、「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
帯広市は、おびひろ動物園キリン舎改築を主体、機械、電気の3分割で一般競争入札する。規模はRC造、2階、延べ約600m²で、屋内展示スペースを新設する。工事費は5億4132万円で、12日に開会した定例市議会で一般会計補正予算案に計上。繰り越し明許費設定する。9月に着工し、完成は2024年秋を目指す。