札幌市は、東雁来第2土地区画整理事業完了に伴う市有地売却で、2019年度以降に工業・商業系で約4万8000m²、住宅系で約2万4000m²の売り払いを予定している。18年度に売り出した工業系では、最低売却価格の2倍以上で落札された土地もあり、このエリアへの注目度は高い。
2019年1月末に閉店する棒二森屋店の跡地整備・活用に関し、イオン(本社・千葉)は商業スペースを独立させ、新たに3階建ての商業棟を設けるプランを構想している。当初計画より商業・公益ゾーンを拡充させ、集客力に懸念を持つ地元の声を一定程度反映させる考え。マンション棟は20階以上の高層化を想定し、ホテル棟と合わせて3棟構成を基本とする。
曲長富樫商店(札幌市中央区北10条西17丁目36、富樫昭夫社長)は、札幌市中央区大通エリアにある富樫ビルを売却する。既に入札の手続きを進めていて、年内にも売却先を決定。2019年春に引き渡す考えだ。ビルは築年数が古く未耐震なため、建て替えなど再開発の動きが見込まれる。