道は7日、道内の7月豪雨による最新被災状況を明らかにした。道と市町村分を合わせた被害は、7月31日現在で507カ所、被害額は123億4800万円となった。速報として公表した同月13日現在よりも15億9300万円増額。建設部が所管する公共土木施設の被害額は、7億円余り増えて95億9300万円に上った。このほか、農政部の農地・農業用施設被害は12億8500万円、水産林務部の水産・林業被害は7億7200万円となっている。
北海道新幹線新函館北斗―札幌間211㌔のうち、8割を占めるトンネルの契約済み延長が2018年度末に約160㌔とトンネル全体の95%に達する見通しだ。19年度からは高架橋工事や駅など明かり部整備も本格化する。ただ、トンネル掘削土の受け入れ地確保が契約に比べ遅れていて、30年度の札幌延伸には地域の理解や協力が不可欠な状況だ。
札幌建管は、入志別川広域河川改修の2020年度着工を計画している。浸水被害の防止を図るため、延長6㌔で河道拡幅を行うほか、橋梁架け換えも実施する計画で、総事業費には55億円を試算。本年度は4200万円を充てて調査設計を進めており、19年度も引き続き設計に取り組む予定だ。
札幌市建設局は18日、2017年度土木部所管工事優秀施工業者と設計等優秀履行業者を発表した。工事では、安全管理などに優れた27件を施工した市内業者26社1共同体を選定。最多受賞は舗道工業の33回で、マルト東和開発や吉本電業社など5社が初受賞となった。設計等では、初受賞1社を含む7社を選出。表彰式は6月5日にホテルモントレエーデルホフ札幌で開く。開始時間は工事が午前10時30分、設計等が午後1時30分。
上川町は、中心部にほど近い町内新光町に移住定住促進用の分譲宅地約50区画の造成を計画している。移住希望者などに販売し、戸建て住宅を建設してもらう考えで、宅地内の道路や上下水道も町で整備する見通し。来年度から試験的に約10区画を売り出し、売れ行きを見ながら残りの区画も販売していく。