大和リース(本社・大阪)が北海道立産業共進会場跡地で建設を進めてきた複合商業施設「ブランチ札幌月寒」が、19日に一部先行オープンした。7棟の施設で予定するテナント計37店舗のうち、児童デイサービスや飲食、体操教室など10店舗が開店。施設中央には約1万3000m²の回廊型公園を設け、地域コミュニティーを育む拠点としての機能を備える。グランドオープンは10月を予定している。
札幌市が地権者と策定した、創世1・1・1区大通東1地区再開発の推進計画が判明した。北海道電力の本店や北海道中央バスの札幌ターミナルなど既存施設を街区北側に移転集約し、オフィスやホテル、店舗など複合機能を備えた延べ約10万―11万m²の再開発ビルを建設する内容。街区南には大通公園から連続する緑化したオープンスペースを設け、創成川東西の連携強化を図る。総事業費は530億―590億円を試算する。年内の再開発準備組合立ち上げを促し、最短で2029年度開業を目指していく。