北海道建設新聞2024年3月14日付1面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
2026年4月に義務教育学校の開校を目指す秩父別町は、同校の校舎とするため、秩父別小の増築を5月下旬か6月上旬にも指名競争入札する。発注方式は主体、電気、機械の3分割。7月に着工し、26年1月末の完成を予定する。
幌延町教委は、幌延小と幌延中を統合する小中一貫校新設の基本設計を、5月末までに公募型プロポーザルで公告する計画だ。幌延小敷地に小中一貫校の校舎と屋内運動場、給食センターを新築する。2027年度の完成を目指している。
根室市は老朽化が進む北斗小の移転に向け、義務教育学校として統合を検討している柏陵中校舎増築の基本設計を5月にも指名型プロポーザルで発注する。最短で2026年度の着工、28年度の開校を目指す。24年度予算案に基本設計委託費7301万8000円を計上した。
羽幌町が離島の焼尻島で進めようとしている焼尻小中建て替えは、事業の妥当性に直面している。町は2027年度に着工し、29年度の供用開始を計画。一方、15日に開かれた町議会文教厚生常任委員会で委員は、児童と生徒数の少なさや19億円という巨額な工事費などを憂慮していて、他事業との兼ね合いも勘案し早急に方向性を導くことを確認した。