2022年09月27日 08時00分

「宇宙産業には無限の可能性がある。役場で働いてみて、先人たちの取り組みが今に至ると実感する」と話すのは、大樹町役場企画商工課航空宇宙推進室の吉田たすくさん。8月に日本旅行(本社・東京)から派遣され、町の観光戦略を担っている。中国の上海、北京支店での勤務を経て赴任。「ないものねだりをしても前に進まない。今できることを着実に推進し、観光客の町内滞在時間を長くしたい」と未来図を描く。
2022年09月14日 10時00分

北海道スペースポート(HOSPO)の1000m滑走路では、宇宙ベンチャーなどが実験を進め、ビジネスに活用する動きが活発だ。2020年にインターステラテクノロジズ(IST)は大樹町に社屋を建設。同社に限らず、夢を追って開発に携わる移住者も増えている。酒森正人町長は「宅地や住宅の整備が急務」と喫緊の課題解消とともに、交通ネットワークの充実を求めている。町の将来像がようやく形になりつつある。
2022年09月13日 10時00分

北海道スペースポート(HOSPO)LC1射場の地鎮祭が7日に大樹町で開かれた。宇宙基地誘致開始から37年目にして建設地の浜大樹に振り下ろされたクワ。射場だけでなく、近年は宇宙産業によって町の姿も変化している。昨年度は3月末時点の人口が67年ぶりに増加し、市街地には住宅や店舗の建設が進む。着工で開かれ始めた宇宙への道。これまでの歩みを振り返りつつ、新時代への課題を探る。
2022年09月10日 10時00分

日本工営・黒川紀章建築都市設計・清水建設・宮坂建設工業特定共同体は7日、大樹町の北海道スペースポート(HOSPO)でLC1射場新設の安全祈願祭を開いた。会場には工事関係者や内閣府の和田義明副大臣、鈴木直道知事ら約170人が出席。射場の無事完成と宇宙産業のさらなる発展を願った。
2022年05月19日 16時50分

大樹町の北海道スペースポート(HOSPO)で19日、宇宙ベンチャーの岩谷技研(本社・札幌)が気球の打ち上げ実験をした。上空3万mまで飛ばして、地上との長距離通信を検証し、無事に受信できた。詳細は週明けに判明する。8月にも人を乗せて打ち上げて安全性を検証し、将来的には気球に乗って宇宙旅行ができるサービスを展開する。同社の掲げる「誰もが宇宙の入り口に」へ一歩近づいた。