稚内建管は、幌延町の幌延小近くで道道稚内幌延線通学路緊急対策の2023年度着工を要望している。歩行者の安全な通行確保を目的に延長400mにわたり歩車道を3m拡幅する。23年度は事業費1億3000万円を投じ、路盤・舗装250mなどを整備する。7月にも総合評価方式で発注する。
宗谷管内土木3官庁(稚内開建、稚内建管、宗谷総合局農村振興課)の2022年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。76者が前年度同期比7.2%減の157億9640万18円を受注した。業者別では13件、18億5550万円を獲得した藤建設が上半期(4―9月)に引き続き首位に立った。
稚内建管は、稚内市で進めている道道抜海港線現道拡幅の2023年度事業として路盤、舗装各300mに計1億5000万円を要望している。通行安全確保を目的に対象の延長2.6km区間で幅員8.75mを11mに拡幅する。23年度以降の残事業費は6億3000万円を試算している。
稚内建管は、稚内市内にある大岬海岸高潮対策の2023年度要望として護岸310mと斜路5m整備に2億4000万円を要望している。海岸背後地の人家や公共・民間施設などの安全確保を目的に898mにわたり護岸を施す。事業期間は24年度までで、23年度以降の残事業費は3億7000万円を試算している。
北海道建設技術センターが受け付ける建設工事等の市町村入札参加資格共同審査で、上川・宗谷・留萌・空知管内の計65市町村中、3割に当たる19市町が2023・24年度の共同審査に参加する。今回は参加を見送ったものの、次回25・26年度の新規参加について「検討中」「検討する」「検討したい」が23市町村に上っており、今後さらに共同審査が広がりそうだ。