遠軽町は公共施設個別施設計画を策定した。期間は2022―29年度の8年間。対象285施設のうち、耐用年数を超えて使用できるよう大規模改修する「長寿命化」は、町図書館をはじめ、丸瀬布森林公園いこいの森や清川浄水場など18施設に上る。老朽化が進んだ施設を建て替え、原則として床面積を縮小する「更新」は、町役場総合庁舎のみ。財政効果は22―31年度の試算額で、単純更新だと297億円必要になるが、本計画の方針を実施した場合は176億円となり、120億円程度削減できるとした。
奥尻町は、一般競争入札が不調となった総合庁舎新築を19日にも再公告する。資材価格などの高騰で予定価格と市況に乖離(かいり)があったことを踏まえ、主体、機械、電気を合わせ予定価格を3億5000万円ほど増額する。参加条件は前回と変わらない。9月21日に開札する。
平取町は、役場庁舎建て替えなどを盛り込んだ本町市街地グランドデザイン計画を策定した。コンパクトで持続可能なまちづくりに向けた長期的な方針を示したもの。老朽化が進む役場庁舎や災害リスクの高い町民体育館の建て替えなど施設の整備・再配置を進める方針だ。