新型コロナウイルス感染症に端を発したマスクの欠品騒動が建設業界にも波紋を広げつつある。一般用マスクの購入機会を逃した客が、ホームセンターや作業用品店などに商品を買い求め、建築・解体の現場で使う簡易防じんマスクが品薄になっている。トンネルなど大規模工事の現場は事務所単位で備品を購入するため、今のところ影響は軽微と見られる。しかし、先々の動向に一抹の不安を抱える会社も少なくない。