北見市は、北見自治区の中富橋など4橋の橋梁長寿命化修繕について、新技術の活用を検討している。中富橋と高栄通跨線橋は、浸透性エポキシ樹脂塗布工法の採用を見込む。青山橋と常呂自治区の東亜橋はコンクリート表面保護工を想定する。長寿命化計画によると、いずれも2023年度以降の着工を想定し、4橋の事業費は総額2億円を試算する。
砂子組(本社・奈井江)は、国産建設用3Dプリンターで造形した構造物を道内の建設工事に初めて採用した。建設用3Dプリンターを国内で唯一手掛けるPolyuse(同・東京、ポリウス)の技術で、ゲル状モルタルを独自開発の3Dプリンターで積層することによりコンクリート同様の強度がある構造物を成形できる。将来的には道内公共工事への適用を目指す。
CGパース制作のアシストワーク(本社・札幌)は、パソコン専用のVR(仮想現実)シミュレーションツール「3DViewer」を全国展開中だ。VR空間を移動しながら工事後の景観や日当たりを確認できる。資料館などの施設紹介や建物・河川の改修計画見直し、周辺住民向け説明会の時間短縮に役立てている。