北海道開発局は2017年度、コンクリート施工後の表面全体の品質を評価する新技術を試行する。振動を計測するAEセンサを用いた打音検査で、函館開建発注の278号函館市大船大橋下部工(工藤組)に導入。品質確保による構造物の長寿命化と施工技術の客観的評価につなげる考えだ。
道経済部は16日、「北海道自動走行ビジネス化調査研究プラットホーム」を立ち上げ、TKP札幌ビジネスセンター赤れんが前で初会合を開いた。観光、運送、IT関連団体が参画し、自動走行を活用したビジネスアイデアを探っていくことを確認。集まったアイデアは自動走行を研究開発する企業に提案して、実現可能なものはビジネス化を目指していく。
森町は、養殖ホタテの貝殻や付着物のセメント資源化に向けて可能性調査に着手する。実態調査や保管・排出方法、燃料や石灰石の代替としての成分分析・実証試験、事業展開の可能性などを検討し、年度内に報告書をまとめる。
人工衛星に専用の測定器を載せて地球を観測する衛星リモートセンシング技術が急速に普及している。広域性を特長とする衛星データの利用に適した本道ではさまざまな分野で取り組みが行われ、中でも林業分野では、風倒被害の状況把握への利用が進む。衛星データを画像処理し、地形図に当てはめて作製した被害推定図で、被害の迅速な把握につなげている。