この記事は北海道建設新聞2020年03月14日付10面に掲載されました。本紙のご購読についてはこちらのページからお問い合わせ下さい。
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完成からまもなく50年を迎える北海道百年記念塔[MAP↗]に、解体の足音が近づいている。道は2020年度当初予算案に、解体の実施設計費として1284万円を計上。夏ごろまでには発注し、早ければ21年度に着工するスケジュールを描く。一方、建築家有志で構成する「北海道百年記念塔の未来を考える会」は塔の建築物としての価値を重視し、取り壊しに固執する道への反発を強めている。先住民に配慮した塔名への変更や内部視察を要請し、解体方針の見直しを求める考えだ。
小樽市は、重要文化財旧日本郵船小樽支店[MAP↗]大規模改修に設定していた継続費の年割り額と期間を変更する。総事業費は2億5880万円増の8億6346万8000円、事業期間は2年延長して2018―23年度とした。工期は変わらず36カ月。7月上旬に着工したい考えだ。
岩内町は2020年度、含翠園(がんすいえん)改修の実施設計と一部着工を計画している。19年度は基本計画策定をシビテックに依頼。書院造りの家屋(茶室)や日本庭園の復元に向けた聞き取り調査、観光資源としての活用方針の検討を進めていて、年度内に全体像をまとめる考えだ。