小樽建管が進める朱太川改修が大詰めを迎えている。事業費ベースの進捗率は2023年8月で8割強。24年度以降に約19億円を投じて掘削約4000mなどを施し、28年度の完了を目指す。
札幌建管は、2025年度にも、歌志内市内でペンケ歌志内川広域河川改修に着工する見通しだ。河道掘削や護岸整備、橋梁架け換えに取り組む。24年度は用地補償や護岸設計、橋梁詳細設計2橋などを予定しており、入札時期は今後固める。
網走建管は遠軽町内で進める生田原川広域河川改修で、2024年度は掘削5万6000m³、築堤2万2000m³などに取り組む予定だ。32年度の完了を目指す。
小樽開建は尻別川水系河川整備を巡り、蘭越町内で管理する24.2kmでの掘削区間を延長する方針だ。3.4kmで進めているが、気候変動による雨量増に対応できるよう17.6kmに見直す。年度内の計画変更を予定している。
帯広建管は、帯広川広域河川改修の2024年度以降残事業費に50億9400万円を見込んでいる。全6地区のうち、残る3地区を合わせて、築堤の堤防天端舗装1.9km、護岸11.1km、掘削8.8kmを計画。24年度は調査設計を継続する。36年度の事業完了を目指す。