函館開建は、後志利別川直轄河川改修の2023―52年度事業見通しを公表した。総事業費に161億円を見込み、23年度から5年間は河道掘削、地震津波対策、堤防保護、樋門改築に重点的に取り組む方針を掲げた。
稚内建管は、通常砂防上流川(枝幸町)の2023年度事業として詳細設計や地質調査、環境調査に合わせて事業費5500万円を要望している。同河川で未整備となっている砂防施設を造り、土砂災害や土石流を防ぐ。設計、調査は5月にも指名競争で発注する。23年度以降の残事業費は約4億8000万円を試算している。
北海道開発局は14日、2022年度かわたびほっかいどう大賞と優秀賞を選定し、十勝から各1件が受賞した。大賞の「十勝川の伐採木が動物たちのエサに!」は、おびひろ動物園、西江建設(本社・帯広)、帯広河川事務所が実施。環境に優しく持続可能な点と、餌を食べる動物の姿で多くの人が笑顔になれることが評価された。優秀賞には「ダムにコーヒー豆を貯蔵」など3件が輝いた。
函館開建は1月31日、今金町内で第4回後志利別川整備計画検討委員会を開き、後志利別川水系河川整備計画の変更に向けた原案を公表した。計画規模を上回る洪水が相次いでいることを踏まえ、目標流量を変更するとともに、新たに3区間で河道掘削を想定する。
釧路建管は、中標津町内で進める標津川広域河川改修の2023年度以降残事業として25億3943万円を試算している。23年度は俣落西五条線中標津橋架け換えの詳細設計を要望し、24年度の着工を見込む。