道建設部は、中小河川緊急治水対策プロジェクトに基づいて設置を進めている危機管理型水位計について、2019年度は383河川での設置を予定している。19年度当初予算と18年度補正予算の計上分を合わせ、設置費は約8億4000万円を見込んでいる。同部では18―20年度の期間内に583河川への設置を計画しているが、19年度でその大部分を終える考えだ。建管別では札幌が最多の65河川を予定している。
札幌建管は、入志別川広域河川改修の2020年度着工を計画している。浸水被害の防止を図るため、延長6㌔で河道拡幅を行うほか、橋梁架け換えも実施する計画で、総事業費には55億円を試算。本年度は4200万円を充てて調査設計を進めており、19年度も引き続き設計に取り組む予定だ。
留萌建管は、遠別町内を流れるウツツ川の河川改修を計画している。整備区間は八千代橋下流1㌔地点から上流4・1㌔が対象。合わせて道路事業で八千代橋の架け換えに取り組む。現在、原案策定に向け地元協議などを実施しており、2018年度の計画策定、19年度の事業化を目標に作業を進めている。
旭川建管は、剣淵川改修剣淵川上流工区で2018年度以降に11橋の架け換えを予定している。内訳は、本川の剣淵川地区が日輪橋など8橋、支川のマタルクシュケネブチ川が目黒橋など3橋。18年度は、詳細設計を終えている5橋のうち支川の目黒橋に着工したい考えだ。
旭川建管は、ポン川広域河川改修で2018年度以降に49橋の架け換えを予定している。18年度は、詳細設計を終えている本川の二号農道橋に着工したい考えだ。